サイトが更新できない、SSL証明書が切れた、誰に相談すればいいの?そんなWeb運営の「困った」に応える保守サービス情報ブログ。更新・セキュリティ・不具合対応など、実例と共に解決策をご紹介しています。

無料SSLと有料SSLの違いとは?選び方と注意点を解説します!

こんにちは!ブランディングテクノロジーの保守サービスチームです。

今回は、お客様からご質問をいただく「無料SSLと有料SSLの違い」について、
具体例を交えながら分かりやすく解説します。

Webサイト運営において「SSL(Secure Sockets Layer)」の導入は今や常識ですが、
その種類や選び方については、意外と知られていません。

「無料SSLだけでサイトは守れる?」
「有料SSLを選ぶ理由は?」
そんな疑問にお答えします!


目次

  1. ■SSLとは?基本をおさらい
  2. ■ 無料SSLと有料SSLの違い
    1. 1)認証レベルの違い
    2. 2)サポート体制の有無
    3. 3)信頼性・ブランド力
    4. 4)導入目的による使い分け
  3. ■最後に:SSLの選択は、ユーザーからの信頼を左右します!

■SSLとは?基本をおさらい

SSLは、インターネット上でやりとりされる情報を暗号化する技術です。
主に以下のような目的で使われます。

・Webサイトと訪問者の通信を保護する(例:お問い合わせフォームの内容など)
・なりすましや中間者攻撃の防止
・ブラウザのアドレスバーに鍵マークを表示し、訪問者に安心感を与える

SSLがないと、サイトのURLが「http://〜」のままになり、
Google Chromeなどのブラウザでは「保護されていない通信」と警告が出てしまいます。

現在では、常時SSL化が標準となっており、SSL未対応のサイトはSEO評価でも不利になる可能性があります。

■ 無料SSLと有料SSLの違い

ここからが本題です。
SSLには「無料」と「有料」の2種類がありますが、両者には明確な違いがあります。
以下の4つの観点から比較してみましょう。

1)認証レベルの違い

SSL証明書は、次の3つの認証レベルに分けられます。

DV(ドメイン認証):ドメインの所有者であることだけを証明する、最も簡易なSSL。
OV(組織認証):ドメインの所有者に加え、企業や団体の実在性も確認されるSSL。
EV(拡張認証):厳格な審査により企業の実在性と信頼性を最大限に証明する最上位のSSL。

無料SSLは基本的にDVのみに対応しており、「このドメインを所有していること」を最低限保証するものです。
一方、有料SSLではDV、OV、EVいずれの認証にも対応可能で、Webサイトの目的や必要な信頼性に応じて選ぶことができます。

EV証明書では、URLの横に企業名が表示されたりと、ユーザーに高い信頼感を与えます。
弊社では、お客様に対して適切な信頼性とセキュリティを担保するため、
基本的に有料SSLの導入を標準としています。

2)サポート体制の有無

無料SSLは、代表的なものとして「Let’s Encrypt」が有名ですが、
これは多くの技術者や団体が協力して運営している無償のサービスで、
費用はかかりませんがトラブル時のサポート対応などは基本的に提供されません。

たとえば、SSL証明書の更新に失敗してWebサイトが見られなくなっても、
自力で原因を調査し、対応しなければなりません。

一方で、有料SSLの場合は、ベンダーやホスティング会社が技術サポートを提供しており、
「証明書のインストールがうまくいかない」「更新の通知が来ない」などのトラブルにも対応してもらえます。

私たちホスティングチームでも、
お客様のサイトが安心して運用できるよう、SSL証明書の更新管理やトラブル時の対応など、
日々のサポート体制を万全に整えています。

3)信頼性・ブランド力

無料SSLでも、暗号化の仕組み自体は有料SSLと同じであり、
通信内容を安全に保護するという目的は十分に果たせます。

しかし、企業サイトにとって「信頼される存在であること」は、サービスやブランドの価値に直結する重要な要素です。
有料SSLは、グローバルサイン、DigiCert、セコムトラストといった信頼性の高い認証局から発行されており、
単なる技術的な対策にとどまらず、「この会社は責任を持って運用している」というメッセージを示す手段にもなります。

特にBtoBサイトや高額商材を扱うビジネスにおいては、
こうしたセキュリティ対策の有無が、企業としての誠実さや信頼性を評価する判断材料となることも少なくありません。
SSLの選び方ひとつが、顧客との信頼関係構築に直結するといっても過言ではないでしょう。

4)導入目的による使い分け

SSLを選ぶうえで最も重要なのが、「そのWebサイトはどんな目的で運営されているか」です。
以下のように分類できます:

サイトの種類            推奨SSL      理由


個人ブログ・趣味サイト    ⇒  無料SSL    :  費用をかけずに暗号化できる
中小企業のコーポレートサイト ⇒  有料SSL(OV) :  組織の信頼性を示す必要があるため
通販・会員制サービス     ⇒  有料SSL(EV)  : 高度な信頼性と保証が求められるため
短期キャンペーンLP      ⇒  有料SSL(EV)  : 一時的なサイトでも企業の公式ページであれば信頼性を担保

■最後に:SSLの選択は、ユーザーからの信頼を左右します!

SSLには「無料」と「有料」があり、それぞれにメリットと限界があります。
個人ブログや小規模サイトであれば無料SSLでも十分なケースがありますが、
企業サイトやお問い合わせフォームを扱うようなサイトでは、有料SSLによる高い信頼性やサポート体制が安心につながります。
目的に合ったSSLを選ぶことが、サイト運営の信頼づくりの第一歩です。

安心のSSL環境づくりは、ホスティングチームがしっかりサポートします!

投稿者プロフィール

E.K.
E.K.
2022年 ブランディングテクノロジー入社
趣味:旅行・カフェ巡り

好きなもの:韓国料理、紅茶(最近はコーヒーの魅力にも目覚めつつあります)